おがた林太郎個人ブログ

治大国若烹小鮮

ちょっとした疑問

 天皇陛下による習近平・中国国家副主席の御引見の話が盛り上がっています。本質的なところについては、私の皇室観に関わるので後日にしたいと思いますが、一つ誰も聞かないけど、根本的な疑問があります。


 それは「何故、中国政府は予め、天皇陛下による習近平副主席の御引見を要望しなかったのだろうか?」ということです。現主席の胡錦濤が副主席時代には、陛下の御引見が行われた前例があるわけです。


 そういう意味で、自民党の幹部の方が「天皇陛下は国家元首にしか会わないのに、今回のアレンジはおかしい。」みたいなことを言っていたような気がしますが、それは的が外れています。国家副主席は、元首に準ずるわけであって、位置づけとしては国賓の下の公賓クラスです(今回、どういう位置付けなのかは知りませんが)。公賓クラスであれば、陛下が引見されることは決して珍しいことではありません。


 ただ、ちょっと疑問なのは胡錦濤で実績があるのに、なんで中国はこのタイミングで陛下による引見の話を持ち出してきたのかな、ということです。単に忘れていたのであれば、中国外務省事務方のミスでしょうし、そうでないのであれば、特段の意図を見て取ることができないわけではありません。


 この点、マスコミは誰も提起しませんね。むしろ、ここが一番のポイントだと思うのですが。