おがた林太郎個人ブログ

治大国若烹小鮮

勉強する動機

 数ヶ月前、とある進学校の高校生に進学とか大学受験とかについて講演をする機会がありました。少し昔の自分の経験をベースに、色々なことを話しました。あまり参考にならないかもしれませんけども骨子だけ書き残しておきます。


● 勉強する動機は何でもいい

 「東京に行きたいから、東京の大学に行く」、これでも十分だと私は本当に思います。実際、私が大学志望の際、持っていたのは「東京に行きたい」というのと、「東大法学部卒は世の中でエラそうにしている人が多いらしいから、それなら自分が行って見てやろう」という動機くらいでした。高校時代、私が「法律を勉強したい」と思っていたはずもありませんし、大学時代もそこまで強くは思っていませんでした。

 勉強する動機が(反社会的なものでない限り)美しいものである必要はなく、自分が一番やる気の出る動機を見つければ良いだけのことです。それは、他人が聞いて「くだらない」と思うもので十分です。


● 視野を広く持とう

 高校の同級生とか、近隣の高校との競い合いなんてのは無意味で、大学受験というのは全国に競争相手がいると思うべきです。そして、有名私立(+一部の国立)の生徒は極めて効率的なマニュアルをベースに勉強しています。だから、地方の学生は情報量の段階で圧倒的に不利な状態にあります。これは私が大学入学の際、数多く見た、変にマニュアルっぽい勉強の仕方をする同級生を見て感じたことです。だからこそ、地方公立出身者は少し自分の視野を広く持って、「全国がライバルだ」くらいに思っておくべきです。高校時代、自分自身、この「視野を全国に広げる」というのが難しかったのを思い出すから尚更です。


● 目標を定めて、信じ込もう

 少し高めの目標を持つことはとても健全です。私がいつも言っているのが、「大学合格まで10の道程があるとしたら、目標を定めて、それを信じこめば既に2はクリアーしている。そこから『自分が何を理解していないのか』が見えたら、もう6までクリアーできている。あとはその『理解していないこと』を埋めるだけ。」ということです。やみくもに勉強することも時にはいいんですが、何処かで自分自身に関する整理を付けていかないとダメですからね。


● 英語はある程度使えるようになろう

 今から大人になる学生は、どんな職業でも外国との接点が、私たちの世代以上にできるでしょう。だから、英語は使えるように頑張ってほしいですね。「イギリス人なら、どんな人間でも英語を話せるんだから、君たちならできる」、そういう単純な発想がいいと思います。

 「僕はシンディー・クロフォードみたいな女性と話せるようになりたいと思って、英語を学んだことがある。」と話したら、ピンと来ていなかったようでした。ここは世代の違いを感じましたが、何が言いたかったかというと、英語を学ぶ動機も別に美しいものである必要はないということです。


● 大学受験は暗記だ

 私は今でもそう思っています。独創性なんて全く求められていません。すべての科目は暗記でカバーできます。合格するだけであれば、それで十分です。そこから先の世界は、大学に入ってから自分で繰り広げていけばいいのです。


 もっと色々な事を話したのですが、主たるところはこんな感じです。一部の高校生にはウケたようではありました。