知人が語るおがた林太郎
経歴だけでは分からない おがた林太郎を知る人が語る『林太郎像』を紹介
熊野忠則氏(かつての職場の同僚・コンサルタント業)

おがた林太郎は旅行が好きだ。
しかも、あまり有名ではない地域に出掛けている。
その上、仕事が一区切りついたと思ったら、季節を選ばずに出掛けるものだから、真夏に砂漠地帯を通り抜けたり、正月に極寒の地を迷い巡ったりする。
おがた林太郎にとっては、自分の見たい景色や社会 を見ることが旅行の目的であって、ホテルや食事、交通手段など関係ないのかもしれない。そろそろ、年齢的にもう少し余裕をもった旅行をしてもいいのでは。
おがた林太郎と私は、かつてパミール高原を一緒に旅した。
経済協力のために地域事情を把握するという私の出張に、おがた林太郎が同行したのだ。ガタゴトの山道を車で何日もかけて走り、山岳地帯の村々を訪れた。我々は、一週間以上風呂に入れる場所がなく、臭い仲になった。お腹をこわして茂みを探した。また、村人が歓迎して振舞ってくれたウォッカで酔っ払い、村人たちと一緒に踊った。
我々は、そうやって現地の人々と接し、生活や社会状況を確かめた。毎日、クタクタになりながらも一日の終わりには、訪れた村々には、何が必要か、何が出来るかを考え、話し合った。
おがた林太郎は、自分の目で見ないと納得しないのかも知れない。確かに、それをやるだけのタフさは、ガッチリした体格が無言で示している。